友の会設立趣旨

 

男性養護教諭友の会のホームページを見て頂き、ありがとうございます。

 

この会ができたきっかけは北海道の横堀先生(現在は定年退職・男性養護教諭の先駆者)が作った男性養護教諭の名簿(当時情報収集に使った電話代は6万8000円)です。その名簿に私も載せて頂き、横堀先生の講演にゲストとして招待して頂きました。私は個人的に何人かの男性養護教諭の先生に会うことはありましたが、都道府県に男性は一人というところも多いので心細くしている男性養護教諭の先生方もいると思い、一同に会う機会を作り、全国的に少ない男性養護教諭同士の繋がりと、養護教諭を目指す男性が実際に働いている男性養護教諭に会って、その存在に触れることが大きな勇気になるのではないかと思い、この会の第1回を平成228月に名古屋で開催しました。

 

しかし、その時は、毎年、会を開催する事は全く考えていませんでしたが、多くの人達に毎年、開催して欲しいとの声を頂き、会を運営してくれる若い人達の力も会を重ねるごとに増えていき、東海・関西・関東の3つの支部ができ、さらに北海道支部もできて、毎年、会を開催できています。

 

横堀先生の名簿作り、男性養護教諭友の会開催でいつも思うことは、始めること、第一歩を踏み出すことが何より大事だということです。毎年、男性で養護教諭をめざしている方に参加して頂いています。まだ全体の1割にもほど遠い男性養護教諭養を志し、採用されるというのは男性養護教諭のおおきな第一歩になり、養護教諭全体の一歩にもなり、養護教諭の大きな発展に繋がると信じています。

 

 性別に関わらず共に力を合わせていくことが養護教諭の発展に繋がっていくと思います。それぞれの特性を生かして、生徒、保護者達の幅広いニーズに対応していけるようにスキルをアップさせていく必要があります。「男性養護教諭友の会」とありますが、決して男性だけの集まりではありません。多くの女性の養護教諭の方にも毎回、参加して頂き、性別関係なく養護教諭として、新たな気づきと学びがあり、親交を深める会となっています。是非、気軽に参加してみて下さい。

 

男性養護教諭友の会 初代会長 篠田 大輔

(洛南高等学校・附属中学校 養護教諭)